小泉劇場つづき

♪戦いすんで、日が暮れて・・酷暑のなかを、走って叫んで手を振って、
沸いた選挙の熱気も去り、天候も秋めいて元通りの静かな世間に戻ったが
ゴミだしにする、先月に買った週刊誌の見出しに思わずニンマリ見とれた。
「自民党を３００億円で買うと豪語した落選歓迎ホリエモン」
「息子の対抗馬をはずせと拉致議連に要求した『親バカ』石原慎太郎」
「小泉首相に家庭料理で媚びを売る政界渡り鳥、小池百合子」
「カリスマ主婦藤野真紀子はＮＨＫ『エビジョンビルの親戚』だ」
「ホリエモンは最低と陰で罵倒している、田中真紀子」
「時代遅れのヘアスタイル片山さつきは山拓のお気に入りだった」
「野田聖子への茶髪の刺客エコノミストは公募で２回の落選」
「元スッチー美人区議と秘密結婚していた小林興起」等々・・
つい何週間か前なのにと思い出しながら読むと、移り気な人の心は風のようだ。
マスコミの「売らんかな」の一語一句も、なかには当を得ているような文句も
あるが、書かれた当事者の中には気の毒な人もいてマスコミも罪だなぁと思う。
けれど「人の噂も七十五日」、最近ではもっと早く忘れ去られていくだろう。
小泉大勝に人は現金なもので東証株価は４年ぶりの高値で、笑う人や泣く人や
候補者も歓喜あり、落胆あり、世の常ながら祇園精舎の鐘の声が聞こえそう・・