内憂外患(38)

栃木でまた幼い女の子が殺された。一週間ほど前に広島で同じような事件が
あったばかりなのに、それを教訓とせず繰り返されるのはもうたくさんだ。
登下校の途中の事件は大人たちが付き添う少しの知恵も無かったのだろうか。
広島の時は新入生の手続きのため低学年の子供たちを先に帰すことをしたが
新入生の手続きは普通の授業時間を割いてするべきでなく土曜日あたりに
出来ないものだろうか。先生の都合でどうにでもなる事で義務教育の生徒の
優先の考えよりも自分たちの労働時間優先で無責任に子供たちを帰宅させる。
文科省も子供の登下校の時の安全対策の「スクールガード」を推進してきた
矢先の事件だけに教育関係者やまわりの大人たちの猛省を促したいものだ。
広島の犯人のペルーの男は「悪魔がやった」との言い訳に無性に腹が立つ。
故国には同じ年頃の娘がいるというのに人心のかけらも無いのだろうか。
治安悪化の原因の一つに外国人労働者の増加が犯罪の凶悪化と隣り合わせに
なっている現実だが、外国人居住者が100万人を超え不法滞在は20万人も
いるのは深刻な問題だ。しかも来日外国人は年々増え続ける現状は、日本の
人口減少化と大いに関係があるが、先日に起きたフランスの暴動の二の舞に
ならないように今から対策が必要だ。外国人だけが悪いのではないが治安の
悪さの原因を根本的に考える時は今を置いて無い。かつては世界一の安全を
誇った日本が泣いている。