隠居の独り言(48)

確定申告の時期だが自営業はサラリーマンと違って自らが申告を
しなければならない。私は仕事をしているので一定の収入があり
別に年金も頂いているので総合課税で、情け容赦なく源泉徴収
所得税地方税を取られている。健保なども累進制だからその分
払わされ病気になっても負担率は高齢者並みには扱ってくれない。
不動産も複数箇所なので固定資産税もしっかりと掛かってくるが、
うっかりと払い忘れようものなら督促状が早々と送り付けられる。
それだからってきちんと払っていても表彰状一つ出るわけじゃない。
納税は国民の義務だから仕方ないがけれど払う側も受け取る側も
大いに不公平なところがあり過ぎて文句の一つも言いたくなる。
例えば固定資産税は、清水の舞台から飛び降りて買った兎小屋にも
しっかりと掛けるのに特殊法人や宗教法人には免除とはどうしてか。
JRだって国鉄から民営になった時から固定資産税は払っているし
今年民営化された道路も郵政も払う義務が生じるのは当然の話だが
公共物も○○法人の資産にも税金はきちんとは払うべきで官や民に
関わらず日本の土地は国民が等しく負担するのが当たり前だと思う。
取るものを取って払うものを払わないから“公僕”の気持ちも欠け
競争意識も無いので内政だって外交だって庶民の思いとは相当に
かけ離れている事に気づいてもらいたいものだ。企業は必死の
思いで競争社会の中で利益追求に生きながら税金を払っている。
小泉改革の総仕上げは税の公平だ。