隠居の独り言(127)

日本の総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合が21%にまで上昇は
ドイツ、イタリアを抜き世界一になったらしいが喜ぶべきか悲しむべきか、
少子高齢化がこのまま進めば年金や医療など社会保障制度の根幹が怪しく
なってくるのは確実だ。未婚率も30歳で男性は50%、女性は32%では
少子化に歯止めが掛からずまして来年度は団塊の世代がどっと仕事を離れ
高齢者を負担してきた現役世代から負担される側に移ってくるわけだから
社会の活力も失われて年金制度などの崩壊にもなりかねない。社会保険庁
政府などはノンキなもので年金の格差、保険の未納者、充当する消費税等
先送りばかりで待った無しの問題はどのように処置しようとしているのか
プログラムも示さない。今の人生80年時代は歳を取っても元気な方が
多く、高齢者の定義を65歳に決めるなんて早すぎで私の体験からすると
70歳位までは仕事の能力やスタミナなど若い人たちとあまり遜色がない。
勿論、人それぞれだが例えば団塊の世代の人たちが60歳で定年だなんて
勿体ない。ひと昔前と違って医学の進歩や健康志向の生活向上が進んで
一番脂の乗っている年頃に職場を離れるのは社会的にも大きな損失だし
多くの人が仕事を続けたい気持ちを持っているのはとてもいい事だ。
高齢者の年齢の定義は75歳で、いっそ定年など無くして働きたいだけ
働けばいいしその後は社会全体が面倒を見る。日本に生まれて良かった、
そんな高齢化社会を望んでいる。