隠居の独り言(215)

昭和52年に鳥取県米子市で行方不明になった松本京子さんという方が
今になって政府が拉致被害者として認定するそうだが対応が遅すぎる。
北朝鮮の横暴も極まれり、と言うべきだろう。多くの同胞達を拉致して
多量の麻薬を持ち込み、偽札を横行させ、ミサイルの照準を日本に向け
核実験をして恫喝し、そのうえ日本は6カ国協議には出るなとわめく。
今回は中国や韓国もさすがに核実験には呆れたらしく、兵糧攻めに遭い
ニッチもサッチもいかずにネをあげた。だから6カ国協議に出るという。
北朝鮮の国家予算の3,500億円のうち1,700億円も使った核実験は餓えた
将軍様の臣民にどのように映っているのだろうか。何も知らされていない
彼らは核実験のお祝いに駆り出され明日食べるものも無い悲劇を将軍様
ご存知なのだろうか。この6カ国協議北朝鮮への審判にすればいいし
中韓露は下手な北への弁護士気取りはいい加減に止めにしてもらいたい。
今度こそオオカミ少年の嘘の上塗りとゴネ得は絶対に許してはならない。
そして日本もそろそろ考えよう。憲法でいくら平和を唱えても平和は無い。
日米安保があっても集団自衛権を放棄しているのなら隣から攻撃されたら
アメリカ兵は命を懸けて日本を守ってくれるだろうか。一緒に戦ってこそ
日米安保で、今までの片務条約で国土を守れない事はみな周知だろうか。
テロ国家、軍備膨張国家、領土を占拠する隣国に囲まれて「平和憲法」を
叫んでいるだけでいいのだろうか。「非核三原則」の言葉の議論もそうで、
言えばいつか核保有国が見習ってくれるとの幻想からは覚めたほうがいい。
憲法の掲げる理想と現実の開きは時が経つほどに広がり、どうにもならぬ
国家民族の存亡にも関わっている。大田光の「憲法9条世界遺産に」が
売れているらしいが、まさに現憲法は遺産的で戦後の占領下で連合軍から
押し付けられたものを、後生大事に金科玉条にしている日本人のなんとも
滑稽で義理堅い事が自らの首を絞めている。