隠居の独り言(225)

山形県高畠高校でいじめとみられる2年の女子生徒が学校の屋根から飛び降りて
自殺をした。いじめと自殺の因果関係はもう何十年も前から指摘されているのに
一向に改善されない一つの理由に、いじめた生徒に対しての対応がなっていない。
いじめた生徒は弁解の場があるがいじめられ亡くなった生徒は何も言えないのだ。
いじめた生徒は将来があり恋愛もするし家庭を持って人生の楽しみもたくさんと
待っているが、かたや亡くなった生徒には残された家族の恨みや悲しみが癒える
将来は絶対にあり得ない。そもそもいじめる側の罪の意識の低さが最大の原因で
抑止策はいじめた生徒に断固たる態度で厳罰を与え罪の意識を認識させることが
一番の処方箋だと思う。停学、退学はむろん少年院にも入れて心を入れ替えたい。
腹立たしいのはいじめた生徒に罰則規定など聞いた事は無いし逆に「心のケア」
などと加害者を保護するような教育委員会や学校の対応はますますいじめ生徒を
のさばらせているようなものだ。こんな不条理なことが許される社会は健全とは
言えないし国会で審議中の教育基本法は「愛国心」をうたう前に切実な現実の
いじめ問題を与野党が真剣に審議して欲しい。家族、友人、学校、社会を愛して
はじめての愛国心で、それを教える大人たちが審議の最中に相手を攻めて自我を
通そうとする姿は子供に教える資格が無い。そしていじめた生徒たちに言いたい!
君たちは因果応報という言葉を知っているだろうか。人をいじめて傷つけるのが
回りまわって必ず倍になって自分の身やその周辺に跳ね返ることを知って欲しい。
君がやがて大人になって所帯を持ち自分の子供を育てたときに君の子供はきっと
いじめられるだろう。そして君は嘆き悲しむに違いない。それが因果応報なのだ!