隠居の独り言(454)

最近の若者は・・・何時の時代でも熟年の大人たちの若者への郷愁を含んだ言葉だが
長い歴史の中でも昭和→平成への時流で若者がこんなに意識が変わった時代は無い。
若い人の言葉の使い方にしてもここ十数年で何と変わってしまったのだろう。教育の
せいなのか?男女同権の思想が定着したのか?若い女性が男の言葉を使い若い男性が
女みたいな言い回しを聞いていると、何か違和感があるのは自分が老いたせいなのか。
最近の子供たちが「なんとかでぇ」「それからぁ」「私わぁ、そう思ってぇ」と語尾を
伸ばして喋ったり話の途中で切らずにいいところを切ってみたり、とても耳障りだが
中年の人も、アナウンサー、学校の先生も話し方が似ているから日本語に定着したのか。
「ヤッパ」「マジ」「ヤベェ」等々、言葉を略するのがハヤリのようだが、世界的にも
最も美しいと言われる日本語が乱れているのは、つい最近の若者は・と言いたくなる。
とくに女性にお願いしたいのは、美しい物腰、優しい仕草、粋で洒落た言葉、等々の
日本の女性ならではの優しくチャーミングな「女の顔」を一生、持ち続けてほしい。
若い男性にお願いしたいのは、男らしい力強さ、キップの良さ、正義感、度胸などが
欠けてきているのはどうしてか、君達は群れて行動することが多いがチームプレーは
別にして、出来るだけ一人で冒険を試み挑戦の気持ちを鍛錬することが強さと勇気が
湧いてくると思うし花も実もある「男の価値」には若い時の苦労と鍛錬が欠かせない。
女性の優しさは芯の強さの産物だし、男性の強さは芯の優しさの産物だと信じている。
自民党麻生太郎は最近、東京北区の駿河学園高校で講演したが社会人になるまでの
心得として三つ、?まず働いてみる、?ケンカして殴られてみる、?真剣に女に惚れる、
労働の価値観を身体で理解する、痛みを覚える事の大切さ、恋の喜びと苦しさを知る事。
女性が男性に結婚の条件に優しさを求めるのは日本だけで他の国は「勇気」を求める。
暴漢に襲われて「連れていた彼女を差し出します。金も出します。自分だけは助けて」
では絶対にもてない!麻生太郎は最近の弱々しい若者の男性を諭したものだが同感だ。