隠居の独り言(459)

年末恒例の「今年の国内10大ニュース」で在京の新聞、通信7社の社会部長が選んだのは
①参院戦で自民党が歴史的惨敗、安倍首相が退陣。
②不二家、ミートホープ、船場吉兆などで食品偽装が相次ぎ発覚。
③政治とカネの疑惑続出、松岡農水相が自殺。
④防衛省で不祥事噴出。守屋前次官が収賄で逮捕。
⑤伊藤長崎市長射殺事件など銃犯罪が深刻化。
⑥「消えた年金」で国民の怒り爆発。
⑦地球温暖化で環境論議高まる。列島は記録的猛暑。
⑧「ゆとり教育」を見直し。42年ぶりに全国学力テスト。
⑨鹿児島の選挙違反事件などで無罪判決。ずさん捜査に批判。
⑩能登沖、中越沖で震度6強。原発の安全性で議論。<番外>
(1)朝青龍や力士急死問題で角界大揺れ。
(2) 松坂大輔、岡島秀樹のレッドソックスがワールドシリーズで優勝
(3)植木等さん、阿久悠さん鬼籍に。昭和への郷愁募る。
今年を振り返って、どの出来事も思いを馳せるが、やはり?の安倍首相の突然の退陣で
政局の流れが変わったが、躍動感から閉塞感へと後退した気がして政治が面白くない。
?の我が家ではお歳暮にお世話になった方にGODIVAのチョコを贈ってしまったが
輸入製品に金属製異物が混入していた粗末があったらしいが購入した人へ謝罪は無い！
創業者の残した会社経営の根幹は「人間理解」の上に立っている事を後が忘れている。
世相を表す年末恒例の「今年の漢字」は「偽」が選ばれたが、さもありなん、何もかも
嘘っぽくて何を信じたらいいのか、今年ほど日本人の品位と信頼を問われる時は無い。
?以下は言うに及ばず。10大ニュース以外にも幼児虐待、親族殺人、猛暑、二極分化、
拉致未解決、ここへ来て佐世保の散弾銃乱射事件など暗いニュースが多い一年だったが、
ますます凶悪化する犯罪の元を閉めるには国民の意識と根本的な法の改正が待たれる。
銃刀法は廃止が賛成で害獣駆除なら地区の警察か自衛隊が行なえばすむ事ではないか。
明るいニュースの一つは、京大で身体のさまざまな組織の細胞に分化する万能細胞を
作るのに成功したのは難病に苦しむ人には朗報だし一日も早い実用化を望んでいる。
今年ももう僅か、来年の10大ニュースは、いい話題で埋めてもらいたいと願う。