隠居の独り言(680)

今年も「憲法の日」を迎えるが自分の持論は改憲論!戦後の連合軍の占領時代に
GHQが作成した植民地みたいな憲法にいつまで縛られていなくてはならないか。
内容はともかく日本国の憲法は日本人の手によって作るというもっともな基本が
成されていないのは日本の憲法ではない!条文の中で世界の国々が日本に対して
好意と信義を以って接してくれるという前文を見ても愚か以上の明らかな虚偽だ。
他国は未来永劫に日本に対して敵意を持たぬと言う大前提から引き出されたもので
とくに戦争放棄の第九条は虚偽を前提とした立論でどう誤魔化そうとも成立しない。
他国は日本に対すて条文の如く接してくれたか?北朝鮮の拉致・核・ミサイルは
言うに及ばず中国の際限ない軍事拡張路線、韓国の竹島、ロシアの北方領土占拠、
日米が安全保障条約の軍事同盟を結んでもアメリカは自国の侵犯以外は守らない。
日本国・日本人の国民・財産・土地は自分自身で守れずに誰が守ってくれるのか。
他国任せのそのような欠陥憲法を容認している護憲論者は何と説明するのだろうか。
護憲論者は第九条のお陰で日本は平和が保たれ戦後半世紀以上も戦争を免れている
持論を曲げようとしないし与野党全てが腫れ物に触るように憲法議論を避けている。
最近の北朝鮮のミサイルにしてもソマリアの海賊対処法にしても国防上の諸問題が
第九条の自縄自縛によってどうにもならないのに相変わらずの国会審議ばかりでは
泥棒が来てから縄を編むドロナワそのもので、もどかしさを通り越し怒りを覚える。
アメリカにも責任がある。今後も日米関係を大事にするのなら憲法問題は占領時に
GHQが一方的に押し付けたもので連合軍と講和条約後には通用するものでないと
何故言えないのだろうか。オバマは戦後大統領として初めて広島・長崎原爆投下の
道義的責任を語ったが、どうせならそこから一歩踏み込んで、戦後政策の軍事裁判、
憲法問題、日米安保等の経過を国際法上に照らして全てを披露してもらいたかった。
戦後、日本はアメリカと手を結び繁栄を極める恩恵を受けたが、半面に負の部分も
明らかにする事がこれからの日米関係の緊密さを長続きさせる最大の要因だと思う。