隠居の独り言(723)

日々の習慣とは恐いもので、しばらくブログ日記を休んでいると怠け癖が
付いて、いつものヒントや物事の好奇心さえ失われているのに気付く・・
これはいけない、何事も継続は力なり、改めて思う昨今にまた書き始める。
今年の夏は天候不順や孫たちの受験の準備などで遠出をする機会が少なく
近所辺りで何となく夏が過ぎた感じだが、それでも盆踊りの囃子の音楽や
遠く聞こえる花火の音が、いつもの年の都会の夏の風物詩を物語っていた。
今年の天候不順は蝉や虫達の鳴き声の遅かったのも気をもんだが、これも
巨視的には地球規模の人間の環境悪化に違いないが温暖化が進むと海面の
水蒸気が多く発生して雲が出来やすく主な原因かも・・夏も後半に入って
やっと天気が安定して公園の蝉の大合唱にホットする。けなげに聞こえる
蝉の恋歌に、環境を汚している人間を代表して彼らに感謝の意を表したい。
さまざまな夏の音には耳を澄ませば暑さを忘れるものもあるが今年の夏は
月末・衆院選挙の候補者の宣伝カーのマイクの音は暑さをヒートさせる。
何十年このかた選挙といえば野党は与党の悪口を言っていればよかったが
今年は政権交代が現実味を帯びてくると与野党ともに戦いにも熱が入る。
ところが各党のマニフェストは高速道路や子育てなどの、ご馳走ばかりで
将来の国家戦略といった国民が一番知りたがっている具体性が出てこない。
ご馳走を食べるとレジで勘定を払わなくてはならないが財布は誰のものか。
戦後の高度成長で育った自民党も最近の党人の質の低下と驕りも否めない。
二大政党が拮抗してしのぎを削るのは民主国家の円熟した姿なのだろうが
細かいことはともかく政治家たる者、日本の舵取りを誤らないでほしい。
今年の夏はどうやら将来に大きく影響しそうだ。