隠居の独り言(864)

「わが国には領土問題は存在しない」尖閣問題で啖呵を切った前原誠司外相だが
そこまで言うなら尖閣自衛隊ヘリポートでも作ったらどうだろう。そもそも
尖閣はもとより宮古以西、石垣、西表、与那国に自衛隊がいないのはどうしてか?
これは防衛白書が示す事実だが国土防衛とは国境線を守ることではなかったのか?
ここまで中国にへりくだる事が小馬鹿にされる理由であり防衛感覚の甘さが出た。
何も自国の領土に遠慮する必要はない。尖閣に堂々と基地を作るのは当たり前だ。
現実には尖閣のほかにロシアが不法占拠する北方領土、韓国が占領する竹島など
日本の境界線がはっきりしないのは戦後の処理が最終的に決まっていないことで
いっそ国連に提起したらどうだろう。国連は今に至っても敵国条項に旧枢軸国が
明記してある第二次大戦の処理機関でこのような提起には最適のはずなどだが・
以前にも北方領土竹島も国連の付属機関であるオランダの国際司法裁判所
提訴したがロシアも韓国も自分が不利と知ってか当事国になるのを拒否している。
要するに外国は腹黒いのだ!近隣の腹の汚さを感じないお人好し日本が情けない!
「ぼくは防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の恥辱だと思っている」かつて
某新聞の投稿で書いた芥川賞受賞の学生はのちにノーベル文学賞を授けられたが
大江健三郎のような作家も戦後アメリカ人が作った日本の骨抜き憲法に賛同した。
戦後を終わらせないのは国連や近隣諸国ではなく実はトラウマ(精神的外傷)を
背負った日本人自身の心ではないか?世界の国ではどこでも軍隊は国民の財産と
考えているのは常識であり愛国の象徴と捉えている。人々はみな軍隊組織という
戦闘集団を大事にして、その功績には最大限の名誉で報いるのが世界の常識だ!
自衛隊がいても尖閣はおろかインド洋のタンカー護衛も出来ないのは何故なのか?
憲法九条の文言で「仏作って魂入れず」の自衛隊なら解散したほうがいいと思う。
憲法を改正して名実ともの自衛隊を宣言したなら日本を見る世界中の目が変わり
外交も対等にモノが言えるだろう。そして先の大戦の終わりとしたい!