隠居の独り言(881)

今年も残すところ半ヵ月だが戦後政治の閉塞感は長期政権だった自民党から
期待されて民主党に変わってもますます息苦しくなって失望感になっていく。
今度は衆議院の三分の二の数合わせのため連立を離縁したばかりの社民党
再びエールを送っているという。沖縄問題も武器国際協調生産も後退したら
日本は世界の民主主義国家群から孤立してしまうのを管首相は知っての上か?
そもそも民主党の掲げる基本理念は何なのか?国民から託された政権使命を
深く考えてみたのか?今、日本の政治に早急に求められる重要課題は二つ!
憲法改正国債問題。まず憲法改正自衛隊を正式の軍隊にして国土の防衛と
国際協調しないと、先の尖閣のように領海をきちんと守れないのでは自衛隊
存在の意義がない。次々と領土を伺ってくる中国艦船を払うには保安庁でなく
海上自衛艦が威嚇するべきで流出されたビデオを見ても普通の国家なら中国の
漁船は銃撃されている場面になるはずだ。北朝鮮の無警告の砲撃で朝鮮半島
激震の余波がいつ日本に襲ってくるか分からない緊急事態なのに日米同盟の
片務条約だけがあてなら北朝鮮のミサイルや砲弾が日本に飛んできても米国は
真剣に守ってくれないだろう。まして報復も出来ないのでは舐められるだけで
拉致問題も関連しているのに気付くべきだ。憲法改正は日本の国家存亡に係る。
膨大な累積赤字も深刻だ。1979年に大平正芳首相は消費税導入に言及したが
国民の理解が得られず総選挙で惨敗を喫した。もしあの時、導入していれば
今の天文学国債に苦しむことはなかったはずで国民にも責任大といえる。
待ったなしの消費税関連の税金の問題を何故、内閣は避けようとするのか?
日本が破綻しても助けてくれる国はどこも無く政府も赤字国債からの脱却の
スケジュールも無く国民も借金の怖さに少しは考えたことはあるだろうか?
この超国債発行時代が長く続くとは到底思えない。近年必ずやってくるのは
国債発行不可能時代で決定的な段階を迎えるのは必至の情勢だ!大不況は進み
失業は増え犯罪は増加し国力は一気に低下する。年金や健保も現状は無理だ。
今すぐにも消費税率を北欧なみに20-30%にしないとの返済の処方箋が無い。
今月の師走とは師が走るとされるが学校の先生にしても国会の先生方にしても
目の前の事ばかりに走って庶民の将来のために走らない。堕ちたものよ!