隠居の独り言(1084)

日本と云う国は昔からよほど国家意識が持てない国なのか？今までが外国からの
侵入が無いと目覚めない日本人の甘い国家観にいらいらする？それは地政学的に
日本は島国で外からの侵入には海が守ってくれた平和に甘えていたのだろうか？
その現実が日本人の国家防衛意識を薄いものにした。だが13世紀の鎌倉時代に
当時、大陸を支配していたモンゴル帝国軍が二度にわたって九州北部に侵攻した
いわゆる元寇によって初めて外国からの侵略が恐ろしいものであるのに気付いた。
幸いにして勇気ある鎌倉武士軍団の活躍と折からの台風で辛くも危機を脱したが
その国難も時間が経てば忘れたかのように約600年後の19世紀の黒船来航まで
のんびりと平和を楽しんでいた。それは世界史でも例が無いほどの平和的事情で
日本人特有の情感的お人好しのDNAは長い島国平和の結果であるかも知れない。
黒船来航で目覚めたサムライ日本は隣国の清やロシアからの脅威から守るために
日本人が一丸となって必死に戦って日清・日露の戦争で見事に祖国を守ったのは
先人の誇りだが昭和になって愚かな戦争して先人の苦労を水の泡にしてしまった。
大戦で叩きのめされて、あげく戦後は連合国のGHQに洗脳され、近隣諸国から
脅され、馬鹿にされ、技術を取られ、領土を不法占拠されても文句一つ言えない。
このたび尖閣諸島に中国の不法侵入者が入って逮捕されたが何故上陸させるのか？
お返しに日本人数人が上陸して日の丸の旗を掲げているのはどこの領土かと疑う？
こんな生ぬるい対応では次々と中国の侵入する輩がやってくるに違いない。しかも
たった二日間の拘留の強制送還で犯人を送り届けるとは政府は何を考えているのか。
かたや日本の固有の領土である竹島に韓国大統領が上陸したあげく、皇室に対して
侮辱されても政府は型通りの抗議だけで具体策の乏しさも情けない。領有権について
国際司法裁判所に提訴するというが、ついでに尖閣も北方領土も裁判所に訴えよう。
世界の国々は狡猾なのが現実だ。だからこそ弱い日本から強い国家になって欲しい。
まずGHQから押し付けられた屈辱憲法を放棄しよう。きちんとした軍隊を持とう。
平和は口先だけでは守れない。戦争を二度としたくないなら自らを強くすべきだ。
北朝鮮に拉致された日本人を救うためには軍隊を派遣するぐらいの覇気が必要だ。
それは北方領土、竹島、尖閣にも言える。憲法改正すれば近隣諸国の態度が変わる。
国連もお金だけは世界で二番目の大金を払って何の発言権も無いなら脱退しよう。
平和外交とは強い力の背景が無いと言い分は通らないのを日本人は知って欲しい。
今なら間に合う、明日なら手遅れだ！近隣から馬鹿にされて恥ずかしくないのか！
何度でも言いたい！日本人よ！目を覚ませ！！