隠居の独り言(1247)

都知事選が狐と狸の化かし合いなら、国際関係も妖怪と悪魔の化かし合いといえる。
安倍晋三総理が靖国神社に参拝したらアメリカが「失望」したというコメントを出した。
中韓と揉めるなというのが理由らしいが大きなお世話だ。そもそも靖国A級戦犯
祀られているのを米中韓が面白くないというがA級戦犯を創りあげたのは連合軍の
勝者の原理であり敗者には事あるごとにイチャモンつけるのは実に不愉快極まりない。
仮に靖国A級戦犯を別祀したとしてもB、C級はどうしたとくるから今のままでいい。
戦争に勝とうが負けようが国家のために命を捨てて戦った勇者に国家の長が英霊を
称えて慰霊するのは当たり前の行為であり米国の、とやかくいう狭量心に呆れ果てる。
それなら広島長崎の原爆投下を正当化するのを止めてから靖国に口を挟むべきだ。
安倍総理もどうせ靖国参拝の非難を承知で行くのなら8月15日にすればよかった。
中国は尖閣問題を執拗に言うがきちんとしたければ国際司法裁判所に訴えるがいい。
中国は尖閣の小島に拘るよりも、国内の格差や人種問題に携わるのが重要なのに、
�殀小平時代からのタテマエとして尖閣は引くに引けない枷になっている。韓国も同じ。
竹島が韓国領というなら司法裁判所で決着つければいいのに日本が提訴しても拒否
するのは韓国が不利と知ってのことだ。南スーダンで「弾薬を貸して」と自衛隊
頼み無利子無担保で用立てたのに「頼んだ覚えがない」と逆に日本政府の策略というのは
一体何なのか。韓国では小学校の教科書から反日だそうだが、他人からモノを借りて
ありがとうの一言も言えないのは、どんな教育をしているのか礼儀知らずに程がある。
靖国尖閣も歴史も慰安婦も彼らのホンネはユスリタカリだからインネンは無視しよう。
人間関係も国際関係も共通するのは他人を貶めるのは常套で他人の不幸は蜜の味。
だから人も国家も賢く強くならなくては相手から舐められる。人生を多少経験したなら
分かるはずなのに日本人の中には未だ戦後GHQの洗脳から覚めていない人がいる。
政府もやっと腰を上げ防衛費を少し増やしたが中国の軍事費増大には追いつかない。
新大久保駅で日本人を助けようと犠牲になった韓国人留学生や、川で溺れた子供を
救った中国の青年に、日本では首相自らが葬儀に参列し或いは感謝状を贈っている。
謂われなき屁理屈で日本を愚弄し、対して日本が真面目に応えても中韓に届かない。
ホンネの通じぬ相手は友人になれそうもない。なりたくもない。