隠居の独り言(1501)

伊勢志摩サミットが終わった。なにより心配されていたテロなどの突発事件もなく無事、
終了できたことが成功の証にしたい。準備や警備等に関わった方々、ご苦労様でした。
国連の常任理事国でもなく欧米の国家でもない日本が主催して成功したのは世界の
政治に継続的に重要な立場であるの立証で、何より日本の治安の良さも加味される。
それは民主主義、人権尊重といった自由な通念が決して欧米文化の固定理念でない
何よりの例証を日本が示したことになる。ホストの安部総理も欧米首脳に見劣りなく
堂々と振る舞っていたことも日本の自信を大きくした。世界はテロ、難民、ウクライナ
南シナ海の問題など、次々難題が増えているが、その分サミットの重要性が問われる。
そして世界経済を牽引するためのサミットであり、安部総理のホストはとても良かった。
伊勢神宮前で各首脳が勢ぞろいした記念写真は今までのサミットの中でも一番だろう。
サミット終了後にオバマアメリカ大統領として初めて広島原爆ドームを訪れたことも
素晴らしいものだった。原爆の投下は無辜の市民を大量虐殺した非人道的行為だが
日本人の誰一人として謝罪を求めるような品位の無さもなかったのも日本人の誇りだ。
例え謝罪されても取り戻せない過去であり、それを水に流す賢明と寛容を持っていた。
歴史を遡れば聖徳太子の和の精神が受け継がれているのだろう。日本人でよかった。
日米、ヨーロッパそれぞれ文明の違いや歴史の問題にも拘わらず握手しあえたのは
成功の証しであり将来はロシア中国も加わって世界平和の話し合いになれば最高だ。
地球上の人類を良くするのも滅ぼすのも人の知恵でありサミットの重要性を今以上に
意識してもらいたい。市井の庶民の願いは戦争のない世の中、平和が続いてほしい。
サミット開催中、何事もなかった平和な日本を世界の人は再認識してほしい。