隠居の独り言(1544)

報道によると1945年3月、先の戦争末期に中国蒋介石政権が対外宣伝機関を通じ、
明時代に遡って沖縄領有権を主張していたことが明らかになったという。それ以前の
カイロ宣言琉球列島が日本領であることを認めながら戦況により翻意したという。
日本はカイロ、ポツダム宣言を受託して無条件降伏したけれど、一方ヤルタの密約で
ルーズベルトスターリンに千島列島の領有を持ちかけ、北方領土不法占拠まで続く。
それは英国立公文書所蔵の最高機密文書「ウルトラ」で分かったというからゾットする。
要するに連合国全てが日本に対して辛辣を極め日本完全抹殺も考慮していたという。
戦争に負けるというのは惨めなもので日本が宣言を無視して無条件降伏しなければ
今では日本の国が存在していないだろう。彼らは日本がどうなろうと知ったことでなく
戦争に勝った利権、賠償金の褒美があれば敗者側のことなんて全然考えなくていい。
それが戦争と言うもの、今、安部総理とプーチン大統領が平和条約交渉をしているが
ロシアにしてみれば北方領土は戦利品であり返す気さらさらなく期待するのは無理で
現に今になってプーチンは平和条約の期限設定はロシアにとって有害とも言っている。
だから言うに及ばず。北方領土、千島、樺太が平和裏に日本に返ってくる可能性なく
第二次日露戦争でもして勝たなくては島が戻ってこない。だから島の夢から覚めよう。
ロシアに甘い話をしても、相手は取る物だけ取って見返りを望むのは馬鹿正直だろう。
それよりも日本が強くなることだ。平和、平和と馬鹿の一つ覚えのように叫んでみても
負け犬の遠吠えで惨めになるばかり。日本外交の悪い癖は相手国に気遣いすぎて
結果、何も得られないケースが多い。アメリカだって軍事同盟あっても何かがあれば
とことん助けてくれない。尖閣を中国に占領されても、北朝鮮からミサイルが飛んでも、
傍観しているだけだろう。アメリカ兵も日本のために血を流すようなことはありえない。
自分の国を自分で守らなくて誰が守ってくれるのか。それなのに自民公明の与党は
憲法改正に必要な国会議員を有しながら消極的なのをなぜか解せない。