隠居の独り言(1552)

年寄りの話題は健康問題がトップだろう。スェーデンの医学研究所の発表の記事は
身長の高い人ほどガンになりやすいという。理由はいくつかに推測され背の高い人は
細胞数も多いからガン化する細胞も多くなり、カロリー摂取もその分ガンを引き起こす。
では、比較的背の高い白人はガンが多く、背の低いアジア人はガンが少ないだろうか。
そこまで詳細が無いので信憑性に欠けるが定説なんてものは人を惑わすものなので
頭から信用しない方がいい。テレビ等で、この食べものが身体に良いと放送されれば
次の日のスーパーの売り場に影響するという。しかしこれも一時的で、いつの間にか
忘れられてしまう。以前、キノコ紅茶が良いとされたが、いつの間にか消えてしまった。
いっとき卵の黄身がコレストロール高いと宣伝されたことがあり卵が売れなくなったが
後になって兎に卵を食べさせた実験と判明した。草食動物の兎に卵を食べさせれば
コレストロールが上がるのは当たり前で、それどころか、卵黄に含まれるレシチン
目や肌の老化を抑え認知症やガンの予防になるという。肉だって歳を取れば粗食が
良いと年寄りは避けたが、沖縄の百歳以上の老人は肉が常食というから分からない。
といって動物性タンパク質の肉食は脂質も多いから老人は肉より魚が良いとされる。
考えれば肉も魚も充分に食べられる人は裕福な方で歯も丈夫だろう。つまるところ、
健康、経済、生き甲斐の三拍子があり幸せな長生きが保障されるのは言うまでもない。
あまり細かいことは気にせず万遍なく何でも腹八分目に食べることが長命に繋がる。
命というのは人間の力では限界があって神の領域に入る。我、貧乏だが現在83歳。