隠居の独り言(1562)

正月三が日も過ぎ今日から仕事始め、毎年の如く仕事量は減っているが、これもいい。
今年は酉年、巡りあわせだろうが酉年は社会の変化多い年とされる。自分も年男で
今年は人生8回目の年男になる。初回1933年、母の胎内にいたときに、ドイツでは
ナチス政権が誕生した。世界の風雲がここから始まる。二回目1945年、12歳の時に
先の大戦で負け悔し涙を流した。一回から二回までの酉の期間は戦争に明け暮れた。
三回目24歳1957年、小僧をしていた時、肺結核を病み、人生の岐路に立たされた。
四回目36歳1969年、結婚して4年目に2人目の娘が生まれて、とても嬉しかった。
五回目48歳1981年、会社経営が最も充実していた頃で余裕も増え峠の頂上だろう。
六回目60歳1993年、次女が結婚し、翌年に初孫ができて、爺の始まりの出発点だ。
七回目72歳2005年、癌を患い、また母も亡くなって自分の晩年はこの辺りからだろう。
八回目84歳2017年、今は子も孫も恙なく、体も健康で長生きした幸せを感じている。
以後のことは神の領域だが、最後までお付き合いいただければそれに越した幸せなし。