隠居の独り言(1580)

今の日本は安全保障の危機に面している。一つは中国公船による尖閣周辺海域の
度重なる領海侵犯で中国は尖閣を力で奪い取ろうとしているのは疑いの余地がない。
もう一つは北朝鮮の核とミサイルの脅威で、先日はミサイル3発が日本領海に落ちた。
国際社会が反対しても聞く耳が無い。近く日本全土を火の海にすると恐喝するだろう。
中国の国防費は5年連続2桁の伸びは米国に次ぐ世界2位で近々1位になるだろう。
しかしこうした非常時にも国民の多くが無関心で、高をくくっているが、これでいいのか。
中国軍が尖閣を奪った時、北のミサイルが日本に飛んできた時、どう対応するのか。
目前に迫る脅威に対し、日米同盟や専守防衛ミサイル防衛だけの取り組みだけで
中国や北朝鮮からの攻撃を思いとどまらせるだけの抑止力があると、到底思えない。
家に泥棒が侵入した後、慌てて泥棒を捕える縄を編むのを「泥縄」という。愚の骨頂だ。
ひしひしと迫る近隣の脅威に国を守る事への平和ボケの日本人は甘すぎではないか。
アメリカでさえ北に対して基地攻撃も選択肢の一つと言う。米韓両軍はアメリカ軍の
最新迎撃システム「THAAD」の韓国国内配備を開始して来月にも実戦運用に入る。
ここでも日本は置いてけぼりで、折角の日米同盟が生かされない。原因は憲法9条。
自分は敵基地直接攻撃の能力を保有すべきと考える。それには憲法改正が必要だ。
基地攻撃というとすぐ反対する人がいるけれど、日本は座して死を待つつもりなのか。
いつまでも自虐病が癒えない日本人が口だけは平和を唱えるけれど国際情勢は刻々と
危機が迫っている。歴史的にも元寇、黒船、敗戦など外国からの刺激がないと
日本は変わらない。日本人の特性か。いらいらするから書くのを止める。