隠居の独り言(1589)

北朝鮮有事に備えてアメリ原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊群が朝鮮半島
迫っている。時間をかけているのは中国の北に対する圧力の事情を勘案して一定の成果を
見届ける意味もあるのだろう。アメリカは北朝鮮に今まで何度か裏切られた経緯があるので
直接攻撃も辞せずと宣言している。一触即発のタイムリミットがそこまで来ている感じがする。
常任理事国だけが核を持ち以外の国は不可いう理屈はいつまでも通らない。現にパキスタン
インド、イスラエル北朝鮮が既に保有している。といって核兵器を使用することはありえない。
無用の長物といって良い。北朝鮮のミサイルや核はアメリカから見れば玩具のようなもので
何故固執するのか、そこは大国主義が頭をもたげている。アメリカが化学兵器使用したからと
シリアにミサイル発射したけれど先の戦争で原爆を投下したのはシリアよりタチが悪いと思う。
戦争の企みは単に国民国家の憎悪だけでなく戦争で一儲けしようとする経済界も一枚噛んで
一筋縄でいかないのが世の中の情勢だろう。「一将、功なって万骨死す」という格言がある。
トランプであれ、金正恩であれ、リーダー達は後方から見守っていればいいが戦死するのは
市井の庶民で割に合わない。人類が地球上に出現し100万年と言うが愚かさは変わらない。