隠居の独り言(1592)

少子高齢化が止まらない。先日発表された昨年の出生数は100万人を切ったという。しかも
合計特殊出生率(一人の女性が一生のうちで産む子供の平均人数)」は1970年代後半から
2,0人を切り、現在では1,5人以下と低いままで推移している。65歳以上の高齢者数が急激に
増えている反面に高齢者を支えている15歳―64歳の現役世代が急速に比率を下げている。
この人口のアンバランスこそが少子高齢化問題の本質といえる。2025年問題というのがある。
それは団塊の世代という巨大集団が後期高齢者となり少子高齢化問題に更に拍車がかかる。
2025年には65歳以上の人口が3600万人に達し国民全体の1/3が高齢者となる計算になり
多くの問題が生じることは必至で、現在の年金、医療、その他のサービスの維持は不可能だ。
政治家、経済界には海外からの移民を提案する人もいるけれど移民には絶対に反対したい。
長く築き上げた日本伝統の良き文化と治安を異人種によって壊されたくない。EUがいい例で
今まで素敵だったヨーロッパが移民の増加で文化も変化し、テロを始め失業問題に発展した。
少子高齢化が進む社会で人口減少はやむを得ないが様々な自然が戻り、美しい日本が蘇る。
狭い日本列島からすれば江戸時代あたりの5-6000万人ぐらいが適正人口でないだろうか。
ただし至る過程で、老人の年金、医療、介護のサービスなどの苦しい時期がくるのは必至だ。
でも必ず日本人の技術と開発、文明の進化、流通の簡素、ロボットの開発、サービス産業、
知恵の力で克服できると信じる。国家百年の計は今置いてなく安部総理にも頑張って欲しい。