隠居の独り言(1595)

八十路になってゴール近いと自覚するけど健康診断で様々な数値が健康体も、ある日突然、
死が訪れる可能性が高くなるのも仕方ない。脳出血、心臓発作、動脈瘤破裂など高齢特有の
突然死は防ぎようがない。ただし動脈瘤の場合は血管検査していれば防げるが人間ドックで
血管CTを一度受けるといい。瘤の大きさが血管の倍以上になると破裂するが危険区域まで
年数が掛かるので手術で大丈夫だが、ドゴール、司馬遼太郎藤田まこと米倉斉加年など
惜しい命を落としている。高齢になると死因の多くに肺炎がある。統計では肺炎は死因3位で
その肺炎死亡者の90%が65歳以上の高齢者だという。それも突然の誤嚥による肺炎が多い。
最近、日下武史ペギー葉山佐田の山根津甚八山城新伍の著名人が命を落としている。
誤嚥とは食べ物が普通は食道を通るものだが喉の部分にある食道と気管の弁が、脳からの
指令の反射神経が老齢化による衰えで嚥下の動作が誤って食べ物を気管に入れてしまって
肺炎を起こす。気管に入った食べ物の雑菌が急速に繁殖して肺の機能を犯し死に至るという。
どちらにしても高齢はいかんとも仕難し。これから先は神の領分に任せるしかない。