2004-10-05から1日間の記事一覧

明治時代の男と女

島崎藤村は「若菜集」で男心と女心を次のように歌っている。 「男心をたとふれば、強くも草を吹く風か、 もとより風の身にしあれば、きのふは東けふは西」 「女心をたとふれば、風に吹かるる草なれや、 もとより草の身にしあれば、きのふは南けふは北」 風の…

女心と秋の空

ある女子大で「××と秋の空」の空欄を埋めさせたら 「男心」より「女心」が圧倒的に多かったと云う。 「女心の歌」のせいか女性は自らに秋の天候のように 女心は変わりやすいものと自認しているらしい。 昔はむしろ男のほうが浮気で「男心と川の瀬は一夜に変…

霧時雨

今日も雨、バリバリ音をたてて買ったばかりの傘が たった一日でオシャカになりそうな横殴りのあめ。 午前中は仕事で何ヶ所か歩いたため膝から下は冷たく 濡れて寒かったけれどショウバイショウバイと自分で 自分を慰めて顔で笑って身体で泣いている。 近くの…