2007-12-10から1日間の記事一覧

隠居の独り言(453)

「鞭聲粛々夜河を過る、暁に見る千兵の大牙を擁するを、遺恨十年一剣を磨き、 流星光底長蛇を逸す」江戸後期の儒者・頼山陽は「日本外史」の中で謙信を詠う。 詩は上杉軍がひっそりと鞭音も立てない様にして夜の内に千曲川を渡って川中島の 武田陣に攻め寄せ…

行く秋惜しむ

震災祈念堂(横網公園)の黄金の銀杏が 散りはじめ季節は冬へと移行しているが 素晴らしい秋模様は道行く皆を楽しませ 影が長くなった黄色い絨毯に思いに耽る。 今年は真夏の猛暑に襲われたせいなのか 紅葉の秋はいつになく美しい気がするが ここ数日の東京…