2018-02-27から1日間の記事一覧

小僧日誌 その七、

奉公先には10数人の小僧がいたけれど、大抵は田舎の次男以下で家を離れねばならず、10代で故郷を出た者ばかりだった。「ふるさとの訛り懐かし停車場の・・」啄木の詩のように、各地から小さな手荷物と、地方の訛りを持って故郷の停車場を後に上京した。彼ら…