榎本健一(1904-1970)

昭和の初期から一世を風靡し日本のチャップリンと言われた喜劇俳優。私が上京して
初めて先輩に連れていってもらった有楽座のエノケンの「アチャラカ天国」の喜劇芝居、
いやいや面白いのなんのって最初から終わりまで抱腹絶倒、こんな世界があるのかって
驚きの連続でした。当時のお笑いの御三家はエノケン、ロッパ、金語桜、少ない給料で
月一度の芝居通いは言葉のリズムの勉強にもなって今も気持ちの片隅に残っています。


日本の敗戦の絶望の淵から人々を立ちなおしてくれた彼らの努力と寄与に改めて感謝m(__)m