夏の風物詩

harimaya2004-07-16

暑い!「言うまいと思へど今日の暑さかな」昔の人はうまいこというね。
東京の夏はまた格別。ところで梅雨が明けたのにまだ蝉の声が
聞こえない。虫の世界も異変があったのかな? いつか庭に放した
バッタも見かけない。夏の風情といえば、昔は朝顔、すだれ、風鈴、
浴衣、縁台、打ち水、線香等々それらもあまり見かけなくなったし、
朝の豆腐屋、納豆屋さんの笛や昼の風鈴下げた金魚屋さんの
キンギョ〜エ、キンギョの声も聞こえなくなってしまった。
都会の夏はただ暑いだけと車や建築中の騒音だけがこだまする
幾何学的な無味乾燥のサバクの世界になってしまった。
風情や情感はどこへ行ってしまったのだろう。
人は便利さを追求するあまり自分を失う危険を感じて欲しいと思う。