祖母の夜話

子供のころお話の上手だった祖母は夏の夜など寝物語に怪談ばなしを
してくれました。大抵の物語りは聞かせてくれましたがなかでも怖かったのは
死後の地獄の話し。輪廻の考えからいけば人は死んで生き返るわけだが
即座というわけではなさそうで、生きてきた業績の裁判が四十九日間あって
判決の結果でこの世に帰るか地獄に落とされるかに決まるのだそうな。
その四十九日間のことを細かに祖母は説明してくれて寝られなかった遠い
昔のことが今はとても懐かしい思い出です。 そんな話しをこの夏休みにも
孫に伝えていきたいと思ってます。