読書

harimaya2004-08-07

今朝の読売の編集手帳には夏目漱石と小学6年生との
手紙のやりとりが書かれていましたが、たしかに当時の
小学高学年ともなると漱石や藤村など、今では文豪と
称される人々の作品を意味などよく分からずに読む
少年が多かった気がします。でもそれがいつしか頭の
肥やしの一部になって大人になったとき社会生活に
どれほどのプラスになったか計り知れないと思う。
今、本屋さんを覗くと種類が多過ぎて本もカラフルになり
つい安直なものを選んでしまう。戦前戦中の本屋さんは
間口の狭い小さな店が多く本の数も少なくお年寄りが
店番をしてたまに買う客に眼鏡越しに応対していた風景を思い出す。
私も最近ではさすがに長編物は読む気力が無くなってきたが、あのころの
字引ひきひきの読書をしていた少年時代をなつかしく思う。