江戸前寿司

harimaya2004-08-20

私が上京した昭和20年代、見るもの聞くもの食べるもの
なにもが田舎出の少年には、驚き初体験の連続でした。
初めてにぎり寿司を食べたときはワサビでナミダを流し
ながらも、こんな美味しいものがこの世にあるのかと、
その新鮮さに感激したものでした。
寿司屋の茶碗やカウンターなど、その時の情景は今も
浮かびます。江戸前とは江戸の前の海で獲れた魚を指す
と謂われてますが、
「どこでとれた?」「江戸前だい」「ばち(場違い)じゃねぇか」
「て、やんでえ、べらぼうめぇ」昔はこんな会話をしながら
握ったそうで・・・
渡辺栄一氏の{江戸前の魚}でいい調子ですしネタが歌われています。
声を出して歌ってみてください。
♪タイにヒラメにアジ、コハダ。アナゴにアオヤギ、タイラガイ。
シャコにアカエビ、クルマエビシバエビ、イワダコ、テナガダコ。
カマスサヨリアカヤガラ。カレイにアンコウ、ワタリガニ
スズキにコチ、ボラ、ダルマイカ。ノリにハマグリ、ウメイワシ・・・
昔の東京湾にはこんな魚がうようよしていたのでしょうね。なに?河童がない?