かかあ天下

昔の男のセリフで「みくだりはん(三行半)を叩きつける」と言ったとか
聞きますが本来は女が男からもぎとっていくものだそうで、文面が
「そのほう事、我等勝手に付きこの度離縁、致し候」の三行半。
つまりあなたに罪はないが当方の勝手な事情によってお暇をあげます、
という意味です。しかも結婚のとき女が先渡し離縁状を書いて夫に渡し
受取書を貰っておきます。それをしておかないと好きな彼が出来た時
不義密通になってしまう。江戸時代の江戸は女が圧倒的に少なくその上
商家の旦那衆やお金持ちが女性を多く囲うものだから一般庶民の男は
所帯を持つのに大変苦労したようです。その点はアメリカ西部開拓時代と
同じで当時の女性はとても大事にされました。しかし武家士族は規律厳しく
結婚観も庶民とは違った感覚がありました。今も昔も女性には苦労しますね(ーー;)