品川界隈

harimaya2004-10-20

所用でときどき品川へ出かけますが、ここ数年の駅前の
変貌は目を見張るものがあります。広い高輪口は人々の
往来が激しく新宿や渋谷とほとんど変わらない人の流れ。
反対の港南口は新しいオフィス街に発展しビルが林立して
風景がすっかり変貌し東京の新名所が一つ出来た感じだ。
東海道新幹線の始発駅にもなり乗客を見込んでかホテルの
数も増えてその様変わりと競争の激しさは大変なだろう。
もともと品川はその昔、新宿、板橋、千住と「江戸の四宿」
の一つで宿場町として栄えた旅人の憩いの場所だった。
思えば昭和30年ころは駅前はゴチャゴチャとめし屋や
のみ屋が軒を並べ暗いハーモニカ小路や牛や豚の脊髄を食わせる
ウサン臭い食堂もあったりし、夜にもなると街娼が酔客の袖を引いて
若かったころの青春の愚行が思い出されて少し感傷的になりました。