アラファト逝く
波乱万丈の生涯を生きたアラファトついに逝く。
そもそも中東問題は第二次世界大戦後ユダヤ人が
パレスチナ人の住む土地に強引に入り込んだことが
原因でアラブの反感を買い戦争にまで発展したのが
始まりだが、事のいきさつはともかく2000年も前に
ユダヤ人がローマ帝国にこの地を追われ流浪の民と
なり世界各地に散ってそれぞれの地で生活したのに
現在になっても聖地を忘れない執念は大したものだ。
「郷に入らば郷に従え」なんて言葉は無いのでしょうね。
彼らはヨーロッパなどキリスト教社会の中で差別され
惨めな生活を強いられるが、それでも商魂など逞しく
今でも世界の政治経済に与える影響は凄いものがある。
だから、なにもあのあたりの不毛の地などに固執せずに
広いロシアやアフリカあたりの余った土地でも買って
新しい聖地を求めればいいと思うのだがそうもいかない。
ユダヤ、イスラムなどの一神教のマイナス面が見え隠れする。
