ポインセチア

harimaya2004-11-30

クリスマスも近づきお花屋さんの赤や緑の鮮やかな
ポインセチアは今では年の瀬の風物詩と云えます。
原産はメキシコですがメキシコ人にとっては屈辱の花。
19世紀半ば当時はメキシコ領だったテキサスを巡って
反乱軍にアメリカが意図的に兵を出し米墨戦争を起こし
メキシコは敗れ領土の半分近いテキサス、カリフォルニア
アリゾナニューメキシコ、ユタなど米国南西部を取られ
現在のアメリカ合衆国が形成された大きな原因でした。
(ジョン・ウエインの映画アラモの砦は当時の状況です)
そして講和の仲介をしたのが駐メキシコの米大使だった
R・ポインセット氏、彼は花好きでこれを本国へ持ち帰り
クリスマスに飾って有名になり彼の名が付けられました。
メキシコ人たちは「noche buenaノーチェブエナ聖夜」
決してポインセチアとは言いません。
花の名一つにもいろいろな奥深い背景があるのですね。