日米関係①

「太平の眠りを覚ます蒸気船、たった四杯で夜も眠れず」
林子平ならずも300年もの間、日本は戦乱に明け暮れていた
世界の外でノホホンと暮らしてきた時に、ペリーの率いる
アメリカの軍艦に眠りを覚まされ、日本にとって近代史の
最初の外交はアメリカに依って始められたと言って過言でない。
日本がアジアの中でも抜きん出て発展出来たのもアメリカからの
スタートが良かったので其の後の歴史の経過を見ても間違いない。
明治の45年間は、また戦争の時代でもあったが明治初年の沖縄や
台湾問題はアメリカの仲裁で円満解決したし同じアングロサクソン
英国と同盟関係を結んだり、日清、日露戦争の後押しをしてくれたのも
アメリカの好意が大きく、当時の欧州の白人優位論などにも理解があった。
しかし日露戦争の戦前戦後のアメリカの親日から反日への流れは黄色人種
白色人種を負かせ当時の植民地の独立運動にも火をつけた結果があったけれど
日本の政治と日本人のあまりの驕れる気持ちが理由の一つであっのかも知れない。