勝海舟(1822-1899)

何年か前か江戸東京資料館で勝海舟展があって見に行ったのですが、なんといっても
見ものは西郷隆盛との江戸城明け渡しの会見の場面で教科書にも出てくる有名なもので
今なら現場写真でしょうが、海舟は自分であの歴史的な場面を画いて残したのにはとても
感動しました。「何でも大胆にかからねばならぬ。どうしようか、こうしようか躊躇するように
なってはいけない。無我の境に入って断行するに限る」歴史の転換期に大事を成した人の
言葉は素晴らしい。福沢諭吉などは決戦派だったようだが、海舟なかりせば維新も遅れて
今の東京の繁栄は無かったのかも知れない。明治になって海舟は「30年間新政府を監視する」と
言い続けていたがその通り明治32年の今日1/19日に脳卒中で笑いながら逝ったと云う。 合掌