イソップ物語

「ある人が毎日金の卵を産むガチョウを飼っていました。
 飼い主は次第にお金持ちになり贅沢な暮らしをしていました。
 しかしもっともっと金の卵が欲しくなりました。このガチョウの
 体の中は金の卵で一杯に違いない、と考えお腹を裂いてしまいました」
人の欲望はキリがない。名門プリンスに君臨して贅沢な暮らしをしても
謙虚の気持ちを知らなければ幸せの本質を知らないのと同義語である。
どれだけの贅沢な一生も身分を超えてどれだけ人に深く愛されたかに決まる。
堤氏の逮捕劇は私たちのこれからの人生訓でもある。奇しくも驕れる平家が
壇ノ浦で滅びたのは820年前の早春の三月だった。「レオ」が泣いている。