頃は三月

年明けて「一月いぬる、二月逃げる 三月去る」と、とかくなにかと
行事が多く、あっという間に行ったり来たり忙しい日々だったが
それも落ち着く頃、花も咲く良い時期だけに「頃は三月、夜は九月」と
一年の中でも最もいい季節とされてきた。江戸の昔は理想の人生とは
「世の中、年中三月、常月夜、かかぁ十七、俺三十、負わず借らずに子三人」
いつも三月で月夜で、かみさん十七才自分が三十才で借金なく子供が三人など
市井に暮らす庶民の願望が並べられた文句はとても微笑ましい。
今も昔も変わらぬ春の夢は、夢の中の理想の人生であって欲しい。
桜前線お通り前に花粉前線露払い」   駄作