蛍の光、窓の雪

三月は卒業式のシーズンだが最近では式で歌う曲も変わりつつあるようで
今年の中学校の卒業ソングの統計では「旅立ちの日に」が圧倒的に一位で、
蛍の光」は三位に、そして「仰げば尊し」は五位にランクされているようだ。
窓の雪で勉強したことも我が師の恩の尊さも時代の波に流されたのだろうか。
「蛍」はNHK紅白のフィナーレに、「仰げば」は老人ホームの懐かしの歌になった。
私の代では中学校が最後の学び舎の人が多かったので卒業式はひとしおの感だった。
「朝夕馴れにし、まなびの窓。蛍のともし火、積む白雪」 仰げば尊し、より