沖縄の戦い

harimaya2005-05-09

今から60年前、敗戦間際の昭和20年4月1日に
沖縄本島、嘉手納正面に米軍が上陸を開始した。
それから6月23日までの間、あの狭い島の中で
日米両軍は死闘を繰り返したが米軍の圧倒的な
装備の戦力や火力の前に日本軍は遂に玉砕する。
島民あげての抵抗も悲劇を大きくしていった。
戦後も米軍は駐留を続け、今や世界戦略の中に
組み込まれて戦争の傷跡はまだ癒えそうもない。
いつになったらその残滓が消えることだろう。
琉球王朝の時代に島津藩に従属して以来島々は
その位置から国家間の醜い争いの渦に汚された。
日本人として沖縄戦史は絶対に忘れてはならない。
でも、あれからの沖縄は戦争が嘘だったように
澄み切った青い海と、自然の美しい島の造形で
戦争を知らない平成のオバサンたちが遊んでいる。