週五日制学校教育

私の孫が二人小学校に通っているが、気が付いた事は最近の先生は圧倒的に女性が多い。
聞けば東京の小中学校の7割が女性の教師で占められていて平均は44歳との事だった。
なぜ女性教師が多いのかは単に男性が教師試験に合格しなかった、それだけの理由らしい。
私の言いたいのは女性がいけないと言うのでなく、今、鍛えておかなければならない大切な
子供の頃の時期に、ただ「やさしさ」や「ゆとり」などを教える方針に疑問を感じてしまう。
人間は子供のころに厳しさや、心身を鍛えなければ、その子は能天気な無責任な大人になる。
事業でも二代目や三代目が潰すのが多いが、理由は子供の頃の甘やかし以外のなにものもない。
教師の採用制度にも問題がありそうだ。学校を卒業してそのまま先生の資格を得るのはどう
だろうか。世間に生きる苦労を積ませるとか、社会人から採用するとか、厳しさを体験しな
ければ、大事な大人へのステップの子供たちに肌で接する教師の資格が無いかもしれない。
戦前は教育勅語が教育の基本だったが最近の教師も一度読んでみるといい。軍国主義的なもの
や右翼的なものなどない。「父母、兄弟、友人、夫婦共々、仲良く知恵を発揮して社会を作る」
と、うたわれた勅語の理念だが、それらを詰め込み、実践するのが当然のように思っていた。
私も子供の頃、先生によく叱られた、そしてビンタで頬が鳴った。体罰は当然の時代だった。
しかし先生を尊敬しビンタは痛いが愛の鞭と感じた。今でもそれがよかったと述懐している。
人間形成の基本は厳しさと優しさであり恩師への思い出は感謝そのもの、それが本当の教育だ。
女性教師の44歳の能力、体力、あるいは生理的なものは論ずべきではないかも知れないが
大局感から見て、緊張感、競争意欲、闘争心などは男性教師のほうが優れているように思う。
男性教師は厳しさを教える、女性教師は優しさを教えるのは当たり前の事だが、ともすれば
最近の偏り教育が問題で、家庭、学校、社会が一体で教える方針と環境が求められている。
教育とは硬軟両方があって始めて成り立つもので、最近の若者の無気力、無鉄砲な行動は
ゆとり教育」の名残かもしれない。「愛国無罪」とさけぶ中国の若者のほうが輝いている。
このままでは日本がダメになる。文部科学省の猛省を望みたい。