浅草

harimaya2005-05-13

今の若い人たちの盛り場は、渋谷、新宿、赤坂、
六本木あたりに流れていったが、遊びの老舗は
誰が何と言っても、浅草を置いてほかに無い。
遠くは江戸時代から庶民の娯楽の町で、雷門の
浅草寺、六区映画街、仲見世、等々、食通から
着道楽まで、一日中遊んでも遊びきれない。
今年の三社祭は5月20―22日、祭りの好きな
下町っ子で身も心も、その絶頂感に狂い咲く。
この奥の深い伝統は古き良き時代のなごりだ。
六区で「六芸神」なる妖しげな神様を見つけた。
そういえば「寅さん」も「たけし」もここから
世に出て行った、生まれた場所の守護神かも?
江戸の昔は「物見遊山」といえば浅草の観音に
お参りして、帰りにチョイと吉原の姫君さまに
お会いするのが遊びの定番コースだったらしい。
不肖、私メも浅草には数多い思い出が蓄財されている。


「花の雲 鐘は上野か浅草か」  芭蕉