日米間に思うこと(3)

日米間いわゆる嫌米主義者という人がいて、アメリカのなすこと、やる事全てが頭から反対で
例えば朝日新聞などイラク戦争などアメリカの侵略だと言うが、フセインの暴虐を止める
手段が他にあったのだろうか。フセインの圧制で自国民を粛清した数百万人と今回の戦争
で亡くなった数万人と、数字から見てもどちらが正しい行為なのか自問していただきたい。
イラク多民族国家で戦争がなくても、いさかいが絶えない火種のるつぼと言われている。
日本が戦争に敗れて米軍が進駐しても一発の銃弾も一人の反抗も無かった。イラクと違う。
戦争中は鬼畜米英と、あれほど憎しみ戦った一丸の志も、連合軍に降伏したその日から
変わるのはどうしてだろう。一民族の、しかも天皇を戴いて、あの玉音放送でひれ伏した。
アメリカにひれ伏したのではない。天皇にひれ伏したのだ。そこがイラクと根本的な差だ。
2000年もの長い天皇制で暮らした日本人のDNAが国を救ったと言っても過言でない。
今の教科書や学校の教師たちは戦争の惨禍や日本悪者論の左傾化にかぶれて、世界に誇って
いい日本の歴史や、日本人の優れた情感を子供たちに教えようとしないし分かってもいない。
平城の昔、中国を師と仰いだように、明治になってアメリカは先生だった。日本はまだまだ
ヨチヨチ歩きの子供で、世界のなかの幼児のようなものだった。当時の外交の万国公法など
を学んだし、アメリカは近代的な国家や社会のしくみを沢山手に取るように教えてくれた。
法律、教育、経済、軍事等々、それによって役所や学校は全国津々浦々に広がって内容も
欧州の一流国にもヒケをとらない立派なものだったと聞く。日本はアメリカの愛弟子だった。
東アジアで覇権の争いが始まりロシア、清、朝鮮など、日本や欧州の拡張政策も相まって
キナ臭くなってもアメリカは一貫して日本を応援してくれた、親父のような存在であった。
日清、日露の戦争もアメリカのバックなくして日本の勝利はなかったと断言していい。