おしゃれ(2)

若さというのはTシャツ一枚でもサマになるが、トシの身嗜みには、服装、言葉、態度
などをきちんと整える心掛けが必要になってくる。街を歩いていて「センスのいい」
人とすれ違って振り向きたくような場面に遭うと気分がいい。トシを召した男性でも、
きりっと嫌味の無い飾り方をした方を見かけると「いいな」と真似をしたくなるのは
ダンディな気持ちを失ってはいない心証だし、意識の中で何時までも大切にしたい。
中高年になって男も女も共通していえるのはおしゃれのポイントは黒、白、グレイ、
ベージュなど無彩色が基本なのだそうで、色物や柄物などはトシをとったからって
華やかにと思うのは、よほどぴったりした色でないと逆効果になってしまう。
そして特に小物(靴、時計、バンド、バッグ、装飾品)などに注意を払ってみることが、
心を引き締めるのに効果がある。はた目にどう映るのか、他人の目を意識してみよう。
自分を客観的に見ることが、おしゃれ感覚を磨くポイントだ。