人口減少時代(3)

子供を生み育てるには膨大な時間と忍耐と愛情が必要なのはいうまでもない。
何も出来ない赤ん坊の時から成人するまでの20年間は衣食住の全ての面倒を
みなければならない。よほどの子煩悩でなければ出来ない相談だとは思うが
そこはよくしたもので子供たちの仕草や成長ぶりは愛らしいの一言に尽きる。
私も子供や5人の孫とは毎日接しているが家族は大勢いればいるほど良くて
互いに助け合って信頼しあうのが子供の情操教育には最高だと思っている。
それにしても成長過程では学校だ、塾だ、習い事などと、お金は飛ぶように
消えていく。まして現代の高学歴で、昔の女子はほとんど行かなかった大学も
今では当然のように入学している世相は、ますます晩婚化に拍車を掛けている。
女の求める、いい男とは三高(学歴、収入、背)らしいが、そんな男に限って
わがままな奴が多く、所帯を持っても上手くいかない。ほんとのいい男とは
外に強く内に優しいものだが、視点を変えて男性観を見つめなおしてみよう。
男の求める、いい女とは若くて美人が頭に浮かぶが、外見よりも女性特有の
秘めた優しさを求めるべきで「百年の不作」も軽率な選び方から発している。
童謡「赤とんぼ」では「十五でねえやは嫁にいき」の歌詞があるが昔の女子は
殆んどが十代で結婚するのが習慣でハタチを過ぎると年増(としま)と言った。
誤解を恐れずに言えば女性は十代後半が一番光り輝いている。人類学的には
その頃に結婚して二十台で子供を生み、育てるのがベターなのかもしれない。
なかには勉強もしたくない女子が、だらだらと学校に入っているのがいるが
それは辞めたほうがいい。学校はいつだって行ける。むしろ少子化対策では
子供を数人育てた女性を無料で国立大学の学習に参加できる制度を作るのは
どうだろう。今は中高年の学習意欲が高くカルチャーセンターは人気が高い。
政府の粋な計らいに期待する。