内憂外患(20)

最近の株式市場は大商いが続いているが先日8日の出来高は45億株とかで
以前に株の売買を多少齧った私など信じられないような数字に恐ろしささえ
感じてしまう。外人の投資家に加えてネットで個人が気軽に買えるように
なったのが大きな原因らしいが書店など覗いても株に関する本が多く並び
バブルの前のブームを思い出すが当時のことを考えても玄人でさえ難しい
株の選択は素人が簡単に儲かると思わないほうがいい。株の売買は自分で
会社を研究し、誰かに勧められたり人の情報を信用したりしないで自身で
決めたほうが株を持つ甲斐があると言うものだ。自分が選んだ優良会社に
投資をする気持ちで株を買って長持ちさせるのが正道だから日々の上下に
一喜一憂などしないで財産を持ったつもりで長い目で持つのがいいと思う。
まして信用買いや借金しては論外だろう。昨日今日の株式蘭を見ると特定の
会社にばかり集中してまるでゲームのようで売買回数が増えれば儲かるのは
専門ファンドと証券会社で一般の投資家はテラ銭ばかり取られてしまう。
しかし株を持つと新聞の株式欄を見るのも楽しいし他の会社にも目が行って
経済の動向に興味が沸いて世の中の視野が広くなるのがなによりのプラスだ。
値上がり、増資、配当、優待など株を持っている楽しみは言うまでもない。
銀行の利息は無いに等しい時代に資産の運用の一つに株も必要だろう。