隠居の独り言(2)

一月五日付けの朝日新聞の社説に「全国の新聞のほとんどが首相の靖国参拝
やめるよう求めている」とあったがチト待ってもらいたい。隠居の読む新聞は
読売、産経、日経などだが、どの新聞もそのようには書いていない。社説には
それぞれの社の論説委員の考えもあって、どのように書こうが勝手だが天下の
朝日とは少し行き過ぎの感じがしてならない。もっとも靖国問題でアンケート
したら半分は首相参拝反対だが、それは戦争体験や肉親も少なくなってからで
時の流れと共に風化していくのは仕方ないが、当時「靖国で会おう」と誓って
戦場で散った戦没者やその遺族が、日本の代表者の首相に参拝を求めるのは
当然の心情であって、中国や韓国がとやかく言うのは内政干渉そのものだ。
ましてや日本の大きな報道機関が自らの考えを押し付けるものではないと思う。
実際に日本軍と戦った蒋介石毛沢東などは靖国になんの異論も無かったのに
何十年経ってその子供や孫の代になってイチャモンを付ける理由はなんだろう。
反日」という旗印が自国民の目を内政の矛盾からそらす意図としか思えない。
ましてサンフランシスコ講和条約に調印していない現在の中韓にはA級戦犯
戦争犯罪を語る資格は無いと思うし、戦った米英など首脳が靖国を訪れている。
小泉首相が先だって「靖国外交カードにはならない」と中韓に批判をしたが
それは当然と思う。隠居の考えは、靖国は戦争で戦った人だけが祭られるべきで
病死や刑死の人は違うと思うがそれは焦点が違うので今回は止める。