隠居の独り言(46)

年寄りのスポーツと云えば、なによりゲートボールが連想されるが最近は
廃れ気味になっている。ゲートボールは五人が組みになって主将が作戦を
立ててプレーするが今までの年寄りの80歳台の人は青春時代が戦争中で
スポーツらしい事は出来ずに過ごしたから、その遊び方もチームプレーに
なる人が多いようだ。老年代も代替わりしつつあるようで現在の老人は
70歳代が主流でその青春時代は戦後になりスポーツのも楽しみ方も球技、
陸上、水泳などさまざまな経験があり今さら他人の指示を受けるような
ゲートボールにはなじめなくウォーキング、体操、ゴルフ、山歩きなど
個人プレーに自由を謳歌するのが、最近の老人のスポーツのイメージに
変わりつつあるような気がする。私も70歳台だが気分の向いた時に
散歩をしたり、旅行に出かけて体をほぐしている。近所の老人会から
ゲートボールや歩け歩け会に入会を勧められたが丁重にお断りをした。
好き勝手なことをして自由でいたいのは最高の贅沢だと思っている。
元気で長生きをする秘訣なんて無いと思うがただ一つの妙薬は生きる
楽しみを維持することで何でも言いたい事は言いストレスは貯めない。
食べ物は新鮮なものを好き嫌いなく食べ腹八分目、夜遊びはしない。
あとは神さまが、佳きに計らってくれる。  つづく