浅草待乳山聖天

harimaya2006-03-09

浅草寺の子院ともいわれている寺は
隅田公園のそばにあって花見頃には
賑やかで江戸の昔も今も変わらない。
まつちやまのご本尊は聖天様という
頭人身の神が祀られていて尊像は
男女二体がしっかりと抱擁する姿で
インドの古代神と伝えられているが
日本古来の情緒とインドの文化が
うまくマッチングして江戸時代から
文人墨客に愛された景勝の地は今も
そのまま継がれていて昔を偲ばせる。
作家池波正太郎もこの地で生まれて
浅草を愛し作品にも多く登場する。
桜の季節を前に閑散としている境内には
ときよりお参りの人が立ち寄っていた。