隠居の独り言(130)

北朝鮮が昨7/5日朝、遂にミサイルを発射した。世界各国からあれほど
中止の要請がされているのに「聞く耳持たず」の愚か者だなぁと思う。
各国からの制裁措置は当然だが「こうすれば、あぁなる」の因果応報が
分からないほどの、ならず者国家だとすれば政権崩壊もやむなしだろう。
人は相手の事は分かっても自分の事は分からない。付き合いのなかでも
嫌な奴がときどき現れて仲間を困らせる事も多いが暴走した国も同じで
かつて戦前の日本も世界各国から見れば今の北朝鮮のような傍若無人
振る舞いに嫌われ者になっていたのだろうか。破滅への道を進んでいた
昭和初期の日本の道のりはブレーキの利かない暴走車のようだったが
その二の舞を演じている北朝鮮の首脳部の愚かさと何も知らない民衆が
哀れでならない。TVに映し出された将軍様の誕生祝の軍事パレードの
様子を見ていると、軍国少年大本営発表を信じていた自分が重なって
どこかで悪の歴史は繰り返されるものだと感慨が深い。政府もようやく
重い腰を上げて万景峰号など北朝鮮船舶の入港を半年間禁止することを
決めたが、拉致など国民感情から見ればまだ手ぬるく経済制裁も加えて
輸出入禁止や送金停止も徹底しなければならないだろう。アメリカとの
迎撃ミサイル共同開発を早め有事法の改正など、やる事は山積している。
この際、能天気の日本を卒業しよう。